福岡市では、震災に強いまちづくりを目的に、木造戸建て住宅所有者の方に向けて、耐震改修工事と同等の効果を持つ「建替え」という改修方法についても、費用の一部を補助する「福岡市木造戸建住宅耐震建替補助事業」を平成19年4月1日より始めています。
この補助事業は、住宅の耐震性向上させ、安全かつ快適な生活をサポートするものです。
そこで今回は、今回は、福岡市木造住宅耐震建替補助事業の詳細や手続き、そして受けることで得られるメリットについて解説いたします。
１．補助事業の概要
福岡市の木造住宅耐震建替補助事業は、耐震診断の結果「倒壊する可能性が高い」と判定された木造戸建て住宅の耐震改修工事に代わり建替工事を行う方に対し、その建替費用の一部を助成するものです。耐震性の向上を目指す所有者をサポートするために設けられています。補助対象となる工事や条件、補助の範囲など、具体的な概要を理解しておきましょう。
２．対象となる住宅
| 項目 | 福岡市木造戸建て住宅耐震建替費補助事業 |
| 条件 | 事前相談：補助金の申請を行うために、耐震診断を実施する必要がある。 |
| 補助対象住宅 | ①既存建物が昭和56年5月31日以前に建築確認を得て着工した、2階建て以下の木造戸建住宅 ②既存建物が耐震診断の結果「倒壊する可能性が高い」と判定された（上部構造評点0.7未満）もの ③新築建物が「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律（改正含む）」に規定する基準を満たすこと。 ④「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律（改正含む）」に規定する「土砂災害特別警戒区域」内に存しないこと |
| 補助金 | １戸につき２０万 ただし、建替えを行う既存の木造戸建て住宅が居住している住宅の場合はいずれか低い額を加算できる。 ①既存建築物の解体工事に要する経費の23％の相当する額 ②延べ面積に34,100円/㎡を乗じて得た額の23％に相当する額 ③30万円 |
| 補助 対象者 | ①既存住宅の所有者または居住する者。 ②既存の住宅1棟すべてを解体し、当該地において新築を行うもの ③市税を滞納していない者 |
| 申請期日 | 解体工事着工の概ね１カ月前まで |
| 申請・ 相談窓口 | 住宅都市局 建築指導部 建築物安全推進課 電話：０９２－７１１－４５８０ |
３．補助を受けるための手続き
補助事業を受けるためには、一定の手続きが必要です。申請書の提出や必要な書類、審査プロセスなどスムーズに進めるためのステップがあります。
手続きの流れは下記の通りとなります。
出典：福岡市木造戸建住宅耐震建替費補助事業について
４．まずは相談から
福岡市木造住宅耐震建替補助事業は、安心・快適な住まいを実現するための手段の一つです。ぜひこの機会に、耐震性向上に向けたサポートを受けることで、より安全で快適な住環境を手に入れてみませんか。補助金の利用で解体を検討したいという方は、一度、解体ワンストップにご相談ください。
解体ワンストップ問い合わせ先：https://kaitai-one-stop.com/contact/